デート商法とは?

恋愛感情を巧みに利用して、契約へと誘導するのが目的です。

出会い系サイトや携帯電話の「メル友」をきっかけとして、言葉たくみにデートに誘い、その途中でいろいろな理由をつけて契約を迫ります。

似たような商法として、電話やメールなどで「○○が当選しました!」「旅行券があたりました!」といって誘い出して、賞品の引取りにはお金がかかる、といって料金を請求するようなアポイントメント・セールス(当選商法)も存在します。

デート商法の具体例(フィクションです)

カズオさんは社会人4年目の26歳、最近は職場での出会いも無いので出会い系サイトを利用して出会いを求めた。

その中で非常に美人の女性と知り合いになり女性からの提案でデートをすることに。

ミカと名乗る女性は、大変魅力的でしかも積極的に腕を絡めてくるなど、普段女性との付き合いの少ないカズオさんはデレデレになってしまった。

そのデートの途中で、ミカの勤めているという会社でイベントがあるとのことで一緒に行くことに。

高級そうなアクセサリーが並ぶ会場内の人はまばらであったが、ミカと一緒で気分が高揚しているカズオさんは気にも留めない。

その中にミカがデザインしたという時計(29万8000円)があった。ミカから「私がデザインしたの。ぜひあなたに似合うと思うから買ってほしいな」と迫られたカズオさんは高すぎると思ったものの、ミカとの今後の付き合いも期待して2年間のクレジット払いで購入契約をした。

その日、ミカと別れたカズオさんは冷静になってやはり高すぎると思いミカと連絡をとろうとしたが、すでに連絡先が変わっており連絡をとることができなかった。